5分で作れる自家製ポン酢
ポン酢への拘り
自宅の冷蔵庫にポン酢はありますか?
我が家はスーパーでポン酢を選ぶとき、いつも一悶着あります。
大坂出身の主人は、
「ポン酢は旭ポン酢やろ」
という強い拘りがあるのです。
「旭ポン酢」ご存じですか?
私も実家では旭ポン酢を使っていましたが、とても酸っぱいのです。
しかも、いいお値段。
私「このポン酢美味しそうじゃない?」
主人「うーん……ポン酢は旭ポン酢じゃないと…」
私「えーーーじゃあこっちは?」
主人「うーん……旭ポン酢が一番美味しいと思うけどな…」
というやりとりが毎回。
なので、我が家のポン酢は「これ」と決まったものがまだありません。
大阪人はポン酢にうるさい?
夏の時期はポン酢がメインとなることは少なく、冷蔵庫にポン酢が常備されていない時もあります。
それでも特に不便を感じていなかったのですが、これから寒くなりお鍋が増えるので、ポン酢が恋しくなる季節がやってきます。
昆布でとったシンプルな出汁にポン酢で食べる水炊き鍋。
この時はやっぱりポン酢の味が重要となります。
お鍋を食べている時も
主人「うまいな~。でもやっぱり旭ポン酢が…」
とまた始まります。
ソースの味にうるさい大阪人は、ポン酢の味にもうるさいみたいです。
ポン酢が自分でつくれる
そんなこんなで、ポン酢は我が家の争いの火種となっているのですが、以前シンプルライフ研究家のマキさんの著書の中で
「ポン酢が自分でつくれる」
ということを知りました。
しかも、とても簡単とのこと。
ずっと作りたいな~と思いながら、旭ポン酢に執着している主人のこともあり、なかなか作れずにいたのですが、先日友人からすだちを頂いたので作ってみることにしました。
自家製ポン酢づくり
今回頂いたすだちはこちらの黄色いすだち。
すだちって緑のイメージが強かったのですが、時間が立つと黄色くなるそうです。
こちらのすだちを半分に切り、果汁を搾ります。
6つ搾り、量は約50㎖
意外と少ししか絞れないんですね。
このすだちの果汁を清潔な瓶に入れて、大徳署油さんの丸大豆署油を75㎖注ぎます。
その瓶の中に、利尻昆布を入れて仕込みは完成。
鰹節をいれるとさらに風味がプラスされて美味しいそうですが、ちょうど鰹節を切らしており、マキさんも確か昆布だけだった気がするな~と思い、昆布のみにしました。
昆布のみだったら、濾す手間も省けるので、めんどくさがりの私には好都合です。
このまま冷蔵庫に入れて、2日後から使えるけれど、さらに1週間以上置くと、風味がUPし美味しいとのこと。
今回はすだちを頂いたので果汁から搾りましたが、市販のレモン果汁などでも作れるそう。
自分で搾るポン酢でも仕込み時間は約5分程度。
レモン果汁を使用すれば、混ぜるだけなので、さらに短時間で作れます。
旭ポン酢の原材料もやはり色んなものが入っているので、自分で手作りすればシンプルな材料です。
今年の冬は、自家製ポン酢で食べるお鍋はいかがでしょうか?
自家製生麹を使ったお鍋の漬けダレもおすすめなので、またご紹介したいと思います。