パン激戦区の「365日」の真意を知って

代々木上原

代々木上原という場所はご存知ですか?

私は普段リアルタイムでTVを観ないのですが、たまたま主人が録画していた4月8日の今夜くらべてみましたを一緒に観ており、代々木上原が

背伸びする女がガチで住みたい街ランキングで1位となっていました。

365日は代々木上原駅の隣の代々木公園駅から徒歩1分という場所にあるのですが、代々木上原から代々木公園にかけてのエリアはパン激戦区と言われており、数々の名店がひしめき合っています。

「365日」の考えるパン

以前、寺田本家さんの甘酒を使った吉祥寺にあるDans Dix ansの蔵出しもちもちパンの記事を書いたときに、コメントでFUSE Wine & Artさんに「365日」の考えるパンという本のことを教えていただきました。

365日のオーナーである杉窪章匡さんが執筆された本で、365日で使っている小麦粉のこと、パンの作り方、使っている機材のことなど、通常なら人には教えないであろうことを出し惜しみせずに書かれています。

私は、パン作りは得意ではないので、「よし!作ってみよう!」とは思わなかったのですが、普段食べている365日のパンがここまで計算しつくされたものであったということを初めて知り、もっと365日のことが好きになりました。

他のパン屋さんとは違う食感、明らかに小さいサイズ感、レジ横のお野菜や調味料、お洒落な店内と、この本を読み全て納得しました。

365日

著書の中で、

「365日」という店名は、毎日の食事こそ、体にも心にもいいものを食べましょうという思いをこめてつけました。

と、言われています。

パンの材料となる小麦は国産のもので、添加物は使用されていません。

そして、今、新型コロナウイルスや緊急事態宣言を受けて、毎日の食を支え続けたいと言われています。

そのために、営業時間の短縮と、オンラインでの販売を開始されました。

そして、そのオンライン販売は、昨日4月15日よりSTARTし大好評中だそうです。

3つの食パン

365日では3つの食パンを販売されています。

北海道の小麦粉・バターを使っているものと、福岡の小麦粉・バターを使っているものと、両方を使ったものの3つです。

これにも理由があり、

現状、国産の小麦は北海道のものがパンを作るのには一番向いていて、種類も多く、味もおいしい傾向です。
けれど、北海道がいまナンバーワンだからといって、北海道だけを使うのではいけないと思うのです。・・・ナンバーツーの産地のも、さらにナンバースリーの産地のも、僕らが使っていかなければよくなりません。
僕らお店は使いますよ、だから農家の人もがんばって栽培してくださいね、よろしくお願いします。そんなメッセージを込めているつもりです。

と、言われています。

ここでも、パン屋さんのさらに先に存在する、生産者の方を応援したいという気持ちが込められていました。

やはり素敵なお店には共通点があるなと感じました。

今、宅配業者の方達も感染のリスクを抱えながら激務をこなされていると思うので、何でもオンラインならOKという訳ではないと思うのですが、たまにはいかがでしょうか?

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